新卒の少ない収入での一人暮らしは、なかなか家計が厳しいですよね。
手取りの3割が家賃に消えて…
食費に2~3万…
水道光熱費に1万~…
ウッ 頭が痛い…
そんな時にパートナーがいる方は「生活費を抑えられちゃうし、一緒に住んじゃいたいな」と思いつくかもしれませんね。
同棲を始めるきっかけは人それぞれかと思いますが、筆者は新卒で同棲はありだと思います。
筆者も同棲中の新卒OLです。
今回は特に「新卒で同棲を始めること」についてのメリットデメリット、親への報告、同棲するまでにすり合わせておくこと、気づいたことについて考えていきます。
同棲までの経緯
パートナーから同棲の提案
筆者が同棲に至った理由ですが、やはり一番大きいのは「生活費が削減できるから」です。
ちょうど付き合って半年くらいになるパートナーが一人暮らししていた賃貸の更新が迫っており、パートナーから「これを機に一緒に住まない?お互い一人暮らしだし、家賃も折半したら安くなるよ」との申し出がありました。
「かかるお金が少なくなるって理由なんかで同棲するなんて…」
「え、結婚は?もちろん、前提なんでしょ?」
同棲の提案をされた時、私が第一に考えたことです。
筆者は将来、結婚をしたいと思っておりました。ですので、パートナーと付き合うこと、いわば「女の子の若い時間を預けること」については、とても重要なこととして捉えていました。ですのでもちろん将来を視野に入れた本気のお付き合いをしておりましたし、同棲をするということは、相手と結婚を前提にこれからも一生付き合っていくことが大前提でした。
しかしそんな簡単に、お金を節約したいがために同棲を提案されてしまっては、私も思うところがあります。
お金が節約できるからって…それって私じゃなくてもいいんじゃないの?
そんな疑問や不安を拭わないまま同棲するのはあまりにも向こう見ずです。
結婚するつもりがあるかの確認
同棲の提案をされた筆者は、同棲も悪くないとは思っていました。なにせずっと一緒にいられますし、お互い一人暮らしだったので生活費も抑えられます。しかし前述したように、同棲はそれだけで始められるほど軽い問題ではありません。筆者はまず初めに下記のように質問しました。
「私は結婚前提の人とじゃないと同棲はしたくないんだけど、その気はある?」
「何歳ぐらいまでにしたいとかまで考えてる?」
「生活費を抑えたいだけなら、私とじゃなくてもいいんじゃない?」
聞きづらい話題ではありましたが、不安点はしっかり確認しておいて本当に良かったです。
男女で結婚観の違いはありますが、パートナーシップはやっぱりそこまでは考えていなかったようです。そこからもう一度持ち帰って、将来についてよく考えてもらいました。
結果、同棲の提案の時には言葉足らずだっただけで、「結婚についてはもちろん考えており、私が大学を出たばかりでそこまで視野に入れていないと思ったため、あえて話に出さなかった」との返事をいただき、そこからお互いの価値観を擦り合わせを重ねて同棲へ踏み切ることとなりました。
同棲までに2人で擦り合わせたことについてはこの記事の最後に記載します。
半年間ほぼ半同棲していたので、家事ができること、金遣いが荒くないこと、大体の年収はいくらか…などは分かっていました。
筆者は21卒の新卒でゲーム会社に勤めています。一人暮らし歴は大学1年から4年間。実家を出て5年目になります。筆者のプロフィールはこちらのページをご覧ください。
家族へ報告
お互いの家族へ報告
同棲が決まり、お互いの両親へ報告しました。
結婚が前提での同棲の場合、そこまで反対されることもないかもしれませんが、ご両親の世代にとって結婚前の同棲は馴染みがないかもしれないので、特に女の子側のお母様は反対するかもしれません。
また報告する場合、遠くて会えない場合は電話で、直接会える距離なら2人で直接ご挨拶にいくのが誠実かと思います。
新卒で同棲は早くない?と反対された場合
親御さんに「新卒でいきなり同棲は早くない?」と言われた場合についての反論を考えてみました。
- 「本気だからこそ早めに一緒に暮らして見極めたい。」
- 「生活費を抑えて貯金をしたい。」
- 「生活費を抑えて早く奨学金を返したい。」
- 「そもそも自分で稼いだお金なのでどう使いどう暮らすかは自由。」
- 「誰かと暮らした方が料理が上達する。」
- パートナーのいいところをたくさん伝える
- 何年以内に結婚する予定なのか、ライフプランを説明する
- 「1年間暮らしてみて違うなと思ったら同棲を解消する」(本気でなくてもその場しのぎで…)
親御さんは自分の子供が同棲をすると言い出したら、やはり相手がどんな人なのかとても気になるかと思いますので、本気で考えているからこそ自分の考えをきちんと伝えるようにしましょう。
メリット
同棲を初めて3ヶ月、日々の生活の中でメリットだと感じる点を述べていきます。
いつでも一緒にいられる
特に友達と会うことが制限される昨今、家に好きな人が帰ってくる日常の安心感は計り知れません。
会う予定を約束しなくても衣食住全てが一緒なので、性格、考え方、興味のあることなどお互いのことがだんだん分かってきます。
また1人でいる時間が少なくなる分、寂しいと感じる時間がなくなり毎日笑顔で過ごせています。
家事を分担できる
もともとお互い一人暮らしをしていたので、料理も洗濯も自分でやることが当たり前でした。そのため、役割を決めず余裕のある方が率先して家事をする協力体制が取れています。
生活費が抑えられる
冒頭でも述べたように、1人暮らしより2人暮らしの方が家賃を抑えられる傾向にあります。
筆者は2人で10万円の2LDKに住んでいます。折半して1人5万円です。都内だと1kでも7万〜くらいしますので、家賃だけでも2万円抑えられています。加えて水道光熱費などの公共料金も折半しているので、生活費は1人暮らしの時よりも抑えられています。
将来に対する指針が生まれる
将来この人と一緒に暮らしていくという居場所が生まれ、将来どんな暮らしがしたいかが明確になりました。また、「将来家や車を買って理想の暮らしを手に入れるために年収を上げたい!」そのために、「仕事を頑張ろう」「勉強を頑張ろう」という努力をするようになりました。
虫を退治してくれる
これは私だけかもしれませんが(笑)
蜘蛛が出た時に対応してくれるのでとても助かっています…(筆者は怖くて虫退治できません)
デメリット
続いて、「これは1人暮らしのほうが良かったことだな…」とデメリットに感じることを挙げていきます。
1人の時間がない
私は在宅で家にいるので1人の時間はありますが、パートナーは仕事から帰ってきてほぼ確実に家に私がいて1人になる時間がないので、申し訳ないなあと思います…
また、1人暮らしの時は1人でやり込むようなゲームばかりしていたのですが、同棲するようになってからは2人でできるスマブラやモンハンなどのゲームしかやらないようになりました。
食費の負担が増えた
筆者はもともと1日2食で量もそんなに食べないため、食費も2万円くらいでした。しかし同棲をして一緒に食事をするようになってから、食費の額が増えたように感じます。
男の子と女の子で食べる量が違うので…折半となると正直少し損をしているように感じますね。
こちらは同棲を始める前に、家賃と同様に食費も折半するのかきちんと話し合った方がいいかもしれません。
太った
これは自業自得ですが(泣)
一緒に食べる機会が増えたので、食べる量も増え、必然的に太りました。
同棲を初めてから太ったという女の子は筆者の周りにもたくさんいるので、注意が必要です。
筆者もそろそろ食べる量を調整して減量していきたいと思います…
同棲までに2人で擦り合わせたこと
続いて、同棲を始める前に2人で話し合ったことについて述べていきたいと思います。
お金のこと
前述したように、同棲ではお金のことが大きく関わってきます。
同棲を解消してしまう原因も、お金のことで揉めたからというのが多い印象です。
- 家賃はどのくらいの家に住むのか
- 生活費はそれぞれ何割負担にするか
- 収入はいくらか
- 収入を何に使っているか
- 支払い中のローンはあるか(車、PC、奨学金など)
もっと言えば、1ヶ月の収支についても話しておくといいと思います。
生活費が折半ではなく、どちらか一方が多く出すというような形であれば、もう一方が多めに家事を担当するというように、お互いの不満が発生しないように調整するのがいいと思います。
お金のことはあまり話題に持ち上げづらいデリケートな問題です。しかし、先延ばしにしてしまうとどんどん話し合いがしにくくなってしまいます。同棲を始めるの当たって、お金に関することは必ず確認しておきましょう。
もしお金の話し合いに応じてくれないのであれば、そもそもその人とは同棲はしない方がいいかもしれません。お金に無頓着か、金遣いが荒いか、もしかすると借金を隠している可能性があります。
家事のこと
特に、実家を出たことがない相手の場合は注意が必要です。
料理、洗濯、掃除だけでなく、皿洗い、ゴミ捨て、洗剤の詰め替え、買い出しなど…いわゆる「名前のない家事」が暮らしていく中では数え切れないくらいたくさんあります。
家賃を多く負担してもらう予定ならともかく、家賃を折半する予定なら、家事も半々で行うべきです。
毎日の料理からシャツのアイロンがけといった細かな家事まで、自分から言わずとも問題なく遂行できるのか、家事を「手伝う」ものだと思っていないか、そもそも家事を女性がやるものだと勘違いしていないか…こちらについてもしっかり話し合っておく必要があります。
特に、母親に家事を任せきりで父親が全く家事をしない家庭で育った彼氏さんは、家事をやらない傾向にあるそうですので、念入りに価値観を問うべきかと思います。
どんな間取りに住むか
続いて間取りについても決めていきましょう。
2人暮らしなら、1LDK,2DK,2LDKあたりの間取りが一般的です。
1LDKは家賃が抑えられますが、それぞれの部屋が欲しい場合は2LDKを選ぶといいと思います。
お互いの職場が行きやすく、出せる範囲の家賃の部屋を、SUUMOなどで探しましょう。
なかなか条件に合う部屋が見つからなくて、2ヶ月くらいお部屋捜しサイトを彷徨いました
将来のこと
冒頭でも挙げましたが、将来結婚する気があるのか、子供を作る気があるのか、車は欲しいか、転職をする気はあるのか…。
特に結婚観については、自分に結婚する気がなくても確認しておきましょう。長年付き合った末に「結婚するつもりはなかった」などと言われても、裁判などで訴えることはできませんよ!
お互いの将来に関わることですので、まだ少し難しい話ですが現時点でのライフプランを話し合っておきましょう。
同棲をして気づいたこと
将来に対する楽観さ
同棲を始める前の話し合いでお互いの価値観や将来についての認識をすり合わせていく上で、パートナーは自分ほど将来についての見通しを立てていないように感じました。
とはいえ、パートナーの将来も私にとっては重大なことになるわけですので、その楽観的具合を知ることができて良かったです。
人の作った料理は美味しい
いままで1人暮らしを4年していて、外食をしない限りは自分で作った料理ばかりだったので、人に作ってもらう料理はかなり新鮮でした。
自分が作る時とは全く違う味付けだったり、そもそも自分では作ったことのない料理を作ってもらえるとわくわくします。
趣味が広がる
普段音楽はアニソンしか聞かないのですが、パートナーは音楽が好きで、よくおしゃれな洋楽を聴いているので、つられて一緒に聴くようになりました。自分1人では到底辿り着かないような趣味に出会えるきっかけが日常のそこらに転がっているので、毎日がとても楽しいです。
おわりに
いかがでしたか?
新卒でも新卒じゃなくても、同棲をするとなるとそれなりの準備と覚悟が必要ですよね。
大切な問題だからこそ、流されるままに始めてしまうのではなく、本当に同棲をしても良いのか見極めていきましょう。
こちらの記事では、人一倍結婚願望の強い筆者がなぜ結婚前に同棲を始めたのかについてをまとめています。よければあわせて読んでみてください。
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