地元の同級生で、大学を中退し地元でソープ嬢をしている友人がいます。
タイトル通り、その友人の金銭感覚が現在進行形でどんどん狂っています。筆者は彼女のインスタグラムの投稿や、親しい人限定ストーリーを見ることができ、月1ほど近況報告を兼ねてメッセージのやりとりをする友人という立場です。
当事者の目線ではなく、友人の立場から客観的な目線で話していきたいと思います。
風俗嬢の友人の話
初めは堅実に貯金をしていた
初めは彼女も堅実に貯金をしているように見えました。夜のお仕事のお給料は現金手渡しのため、手元に大金の現金を持っている状態が通常のようです。
そのため、毎日もらうお給料をもらった都度銀行に振り込みに行くのではなく、アルフォートのお菓子の空き箱に詰めて貯めておくアルフォート貯金なるものをしている様子をよくインスタのストーリーにあげていました。
彼女は本来美容整形をするためにソープを始めたと言っていたので、よく美容外科のサイトを見ていました。
ハイブランドにハマる
自身を着飾る、いわば魅せるお仕事なので、化粧品やお洋服も自分のためだけではなくほぼ義務のような形で購入しないといけません。あまり詳しくないですが、風俗や水商売をしている方は確定申告で服や化粧品は経費計上できるイメージです。
それに加えて、ソープという体力も精神も使うハードな仕事柄。おそらく普通の家庭で普通に育って普通に就職した一般人では想像もつかないような、想像を絶するようなストレスがあるんだと思います。
なのである程度の散財も職業柄、必要不可欠なのかなと思います。
いやしかしそれにしたってちょっと買いすぎなんじゃ…?
と思うくらい、ハイブラの服、バッグ、コスメの写真が連日投稿され、彼女のインスタグラムは明らかに豪華になっていきました。
女の子は特に冴えてるので、この辺りで勘のいい女の子は友達のストーリーを見て「キャバか風俗か何かやってるんだろうな」と気付いたんじゃないかと思います。
仕事を内緒にしていることは知っていたので、この辺りで「バレたくないならあんまり載せないほうがいいんじゃない?」と助言しました。
ホストにハマる
友達のお金遣いがどんどん荒くなり、ホストにハマるまでは早かったです。
改めてですが筆者は夜のお仕事とは縁がなかったため、風俗嬢の方がどうしてホストにハマってしまうのかを正しく述べることはできませんが…
ホストクラブは他のお客さんも風俗をしていることが多く、昼職の人間が多い地元の人間関係よりも、ありのままの自分をオープンにしやすいからかもしれないなと思いました。
ホストにハマり出した辺りから、当初の目的であった整形のための貯金はしていないように見えました。
少なくとも「掛けがあと50万ある」みたいなことを言っていたので、堅実に貯めていたはずの貯金は無くなっているようです。※掛けとはホストクラブ用語で借金のことを指します
どうして金銭感覚が麻痺する?
友人は当初の目的である美容整形に対し、非常に強い意志を持っていました。
だからこそ、一時的に収入が増え、ハイブランドなどの誘惑に手を出せるようになったとしても、彼女なら堅実に目標達成を目指してゆけると信じていました。
そんな彼女の意思すらも麻痺させ、消費に寛容にしてしまう理由を考えてみました。
1.現金で大金を持ってしまうから
現金を手元にたくさん持っていると、なんだか気が大きくなり財布のひもが緩んでしまいませんか?
銀行にある三万円は使わないのに、手元にあったらつい買いに行ってしまいそうな…
加えて、カード支払いと異なり、お金の支出が記録されない点も貯金に悪影響を与えていそうだなと考察しました。
2.周囲の人間の価値観に影響されるから
これは確実にあると思いますが、夜職をしていて出会う人間関係が金銭感覚に悪影響を及ぼしているんじゃないかなと思います。郷に入れば郷に従え的な。
もちろん働き方は人それぞれ。どんな方法でお金を稼ぐかは個人の選択の自由のため、詐欺や闇バイトなどの不当な方法とは違い、夜職での稼ぎ方はまっとうな選択肢の一つです。
それでもまだ世代や価値観によっては偏見の目で見られることは避けられないかと思いますので、仕事のことを誰にも話せないのはストレスがありそうです。
客観的な意見ですので、実際に働く方にとって「今もまだ職業差別ある!」と思うようでしたら申し訳ございません。
学び
金銭感覚が狂うことの恐ろしさ
どの職業でもそうですが、特に水商売や風俗などの若さを価値として利益を得る職業は、金銭感覚が狂ってしまうと、今は良くても将来の自分が苦労してしまいます。
生活水準を落とすことが難しいことと同様に、一度狂ってしまった金銭感覚は簡単に元に戻そうとしても戻せるものじゃないです。
しかし、年齢は皆等しく平等に重ねていきます。
すると、夜職で武器となる「若さ」の価値は年々減価償却され、消えています。
そのことを自覚しながら20代を過ごさないと、やがて30代になった時に、狂った金銭感覚を満たすだけのお金を稼ぐスキルがなく、お金に困ってしまうという恐ろしさがあります。
そして風俗や水商売などは、長く稼げるスキルがつくわけではないです。
若いうちに整形を済ませてしまいたい、若いうちにたくさん貯蓄して将来はやく仕事を辞めたい、といった、若い時間を使うことで達成できる明確な目標がない限りは、今後長く稼ぐために必要なスキルがつかないまま金銭感覚が麻痺してしまい、贅沢な暮らしに慣れてしまうだけなので、風俗や水商売などでは働かないほうがいいのではないかと思います。
少なくとも、金銭感覚がおかしくなっていく友達を間近で見ていた筆者はそう思います。
個人的にはUbereatsなどの、スキルのつかない刹那的なお金稼ぎも同様にするべきではないかなと思っています。
風俗嬢やキャバ嬢ほどの収入があれば、収入のほとんどを資産運用に注ぎ込み、30代になるまでに生涯必要なお金1億円くらいを貯蓄してFIRE(早期リタイア)、という選択肢もできそうな気がします。
もちろん中には達成しているすごい人もいるのかもしれませんが、SNS等であまりFIREした夜職の人を見かけないのは、こつこつと時間をかけて増やしていく資産運用より、パッと働いて稼いだ方が効率が良く見えてしまうからなのかなと思っています。
収入の多さにおごらず支出を見直す
それでも既に金銭感覚が狂っている自覚があり、急に浪費家辞められないよ!!という方は、少しずつでもいいので支出を把握する癖をつけましょう。
お金が貯まらない人あるあるなのが、散財しているつもりはないのに何故かお金が貯まらない。何に使ったのか把握していないということ。お金の出入りを把握しておくことで、無駄な支出にも気づけますので、なるべく現金のまま大金を持つのはやめ、銀行で管理しましょう。
また、風俗や水商売などをしている方は、収入が他の人よりも多く資金が潤沢に用意できる分、資産運用のハードルはグッと低く、FIREも難しくないはずです。
潤沢に用意できる資金を元手にお金を使ってお金を稼ぐ方法を身に着けていきましょう!!
筆者のしている資産運用についてもいずれ記事にしたいと思います。
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