風俗嬢の友人の金銭感覚がどんどん狂っていった話【心配】

私の高校の同級生で、大学を中退し地元でソープ嬢をしている20歳前半の友人がいます。

タイトル通り、その友人の金銭感覚が現在進行形でどんどん狂っていってしまっています。筆者は彼女のインスタグラムの投稿や、親しい人限定ストーリーを見ることができ、たまにやりとりをすることがある友人という立場です。

当事者の目線ではなく、友人の立場から客観的な目線で話していきたいと思います。

初めは堅実に貯金をしていた

初めは彼女も堅実に貯金をしていたようです。風俗のお給料は現金手渡しですので、毎日もらうお給料をもらった都度銀行に振り込みに行くのではなく、アルフォートのお菓子の空き箱に詰めて貯めておくアルフォート貯金なるものをしている様子をよくインスタのストーリーにあげていました。

彼女は本来整形をするためにソープを始めたと言っていたので、よく美容外科のサイトを見ていました。

昼職では買えないようなバッグや服

自身を着飾る、いわば魅せるお仕事なので、化粧品やお洋服も自分のためだけではなくほぼ義務のような形で購入しないといけません。あまり詳しくないですが、風俗や水商売をしている方は確定申告で服や化粧品は経費計上できるイメージです。

それに加えて、ソープという体力も精神も使うハードな仕事柄。おそらく普通の家庭で普通に育って普通に就職した一般人では想像もつかないような、想像を絶するようなストレスがあるんだと思います。

なのである程度の散財も職業柄、必須なのかなと思います。

いやしかしそれにしたってちょっと買いすぎなんじゃ…？

と思うくらい、服やバッグやコスメやご馳走の写真が連日投稿され、彼女のインスタグラムは次第に豪華になっていきました。

女の子は特に冴えてるので、この辺りで勘のいい女の子は友達のストーリーを見て「キャバか風俗か何かやってんな…」と気付いたんじゃないかと思います。女の子って他の子の投稿見て「これは男の子とご飯行ってんな！」とか「〇〇ちゃんがストーリー載せてるの超いいホテルじゃない？」とかすぐ気付きますよね。私の周りだけでしょうか？

仕事を内緒にしていることは知っていたので、この辺りで「バレたくないならあんまり載せないほうがいいんじゃない？」と助言しました。

ホストにハマる

友達のお金遣いがどんどん荒くなり、ホストにハマるまでは早かったです。

筆者はホストクラブに行ったことないので、風俗嬢の方がどうしてホストにハマってしまうのかを述べることはできませんが…

ホストクラブは他のお客さんも風俗をしていることが多く、昼職の人間が多い高校の同級生などの人間関係よりも、ありのままの自分をオープンにしやすいからでしょうか。

今の時代は風俗嬢もキャバ嬢も立派な仕事として扱われており、1つの働き方として位置していますが、それでもまだ上の世代とかは偏見ゴリゴリですもんね。仕事のことを誰にも話せないのはそれはそれでストレスがありそうです。

客観的な意見ですので、実際に働く方にとって「今もまだ職業差別ある！」と思うようでしたら申し訳ございません。

ホストにハマり出した辺りから、当初の目的であった整形のための貯金はしていないように見えました。

少なくとも「掛けがあと50万ある」みたいなことを言っていたので、堅実に貯めていたはずの貯金は無くなっているようです。※掛けとはほぼ借金みたいなものです

金銭感覚が狂うことの恐ろしさ

どの職業でもそうですが、特に水商売や風俗などの若さを価値として利益を得る職業は、金銭感覚が狂うと今は良くても将来の自分が苦労してしまいます。

一度狂ってしまった金銭感覚は、簡単に元に戻そうとしても戻せるものじゃないです。

しかし、年齢は皆等しく平等に重ねていきます。

すると、仕事で武器としている自身の「若さ」の価値は年々減価償却され、消えています。

そのことを自覚しながら20代を過ごさないと、やがて30代になった時に、狂った金銭感覚を満たすだけのお金を稼ぐスキルがなく、お金に困ってしまうという恐ろしさがあります。

風俗嬢やキャバ嬢ほどの収入があれば、収入のほとんどを資産運用に注ぎ込み、30代になるまでに生涯必要なお金１億円くらいを貯蓄してFIRE（早期リタイア）、という選択肢もできそうな気がします。あまりこれをしている人を見かけないのはその分金銭感覚も麻痺してしまい出費も多いからでしょうか。

金銭感覚が狂ってしまった友人は、最近では連絡を取らなくなってしまいましたが、現在ではホストではなくアイドルに貢ぐお金を稼ぐために今も仕事を続けているようです。

収入の多さにおごらず支出を見直す

刹那的にお金を稼いでも、将来、それと同様かそれ以上に稼げないと意味がありません。

そして風俗や水商売などは、長く稼げるスキルがつくわけではないです。

若いうちに整形を済ませてしまいたい、若いうちにたくさん貯蓄して将来はやく仕事を辞めたい、といった、若い時間を使うことで達成できる明確な目標がない限りは、今後長く稼ぐために必要なスキルがつかないまま金銭感覚が麻痺してしまい、贅沢な暮らしに慣れてしまうだけなので、風俗や水商売などでは働かないほうがいいのではないかと思います。収入の多さと貯蓄率の多さは決して比例しない。

少なくとも、金銭感覚がおかしくなっていく友達を間近で見ていた筆者はそう思います。

個人的にはUbereatsなどの、スキルのつかない刹那的なお金稼ぎも同様にするべきではないかと思います。

それでも既に金銭感覚が狂っていまっている自覚があり、風俗嬢やキャバ嬢をしてるけど急に辞められないよ！という方は、少しずつでもいいので散財をやめていくべきかといいと思います。

お金が貯まらない人あるあるなのが、散財しているつもりはないのに何故かお金が貯まらない。何に使ったのか把握していないということ。お金の出入りを把握しておくことで、無駄な支出にも気づけますので、何にお金をどれくらい使っているのかを明確にし、毎月のお金の出入りを明確にしておくべきです！