先日、人生で初めての健康診断で要精密検査を叩き出しました。項目は“子宮頸がん”です。
まさかの結果に顔面蒼白。事態の深刻さも今後手術が必要になるのか否かも分からない状況。WEBやTwitterで検索し、同じ病状の人の投稿を読み漁りました。
同じ状況で戸惑っている方は、一症例として参考になれば幸いです。
子宮頸がん検診
結果はHSILの要精密検査
健康診断の項目にある子宮頸がん検診では、膣の中をぐりぐりして細胞を取るのですが、その結果が要精密検査という結果でした。
細胞診HSILという、細胞に高度な病変が見受けられる状態とのこと。
この図でいうところの「ASC-US」に該当しているようです。
ええ!?!?!?!?
非常に困る。まだ20代だからと胡坐をかいていた私は、県民共済にしか入っていない。がん保険など入っているはずがない。もし手術が必要になったらいくらかかるんだ…?
健康診断を受けた病院から紹介状を用意してもらい、近所の大学病院に行くことになりました。
精密検査
大学病院でコルポスコピー検査をしてもらいました。子宮頸がん検診と同じ、脚を開く椅子に乗ります。
子宮頸部に酢酸?をつけると、病変がある箇所が白くなるそうで、その白くなった部分を少しだけ切り取って検査します。私は2箇所取られました(2時と11時の方向らしい)
切り取る場所は神経が通ってないので、切り取られる瞬間も痛くはないのですが、それよりも何か機械を突っ込まれている事への恐怖感がすごくて手汗がダバダバでした…おびえる私に優しく声をかけてくれた看護師さん、ありがとう…!いい病院でした。
結果はCIN2
検査から焦らされること2週間。中等度異形成 CIN2という結果でした。
異形成はあるものの現段階では手術を要するほどではないため、しばらくは経過観察になりました。3ヶ月後にもう一度コルポスコピー検査とHPV型検査をしに病院にいきます。
もしCIN3だったら円錐切除という子宮の入り口を円錐型に切り取る手術をすることになっていましたが、CIN2の場合はこのまま病変した箇所が自然に消滅することもあるため、すぐに手術とはなりませんでした。ふう…よかった…
今後どう転ぶかは、私のかかっているHPVの型次第になります。次回の検診時にHPVの型を検査し、もしハイリスク型のHPVじゃなかった場合には通院は半年おきになります。
結果を聞くまでは正直手術も覚悟していたので、早期に発見できた事にひとまずとても安心しています。
打っててよかった、子宮頸がんワクチン
ここで1番伝えたいことになるのですが、私は中学生の時に子宮頸がんワクチンを打っています。ですので、私がハイリスク型のHPVにかかってる確率は低いと思われます。(お医者さん曰く)
かかっていたHPVがローリスク型のHPVだった場合は、中等度異形成より進んだ高度異形成(CIN3)に悪化する確率は低くなり、手術をする必要もなくなります。
私は子宮頸がんワクチンを打っていたので、HPVの型の検査はひとまず次回健診時にしましたが、ワクチンを打っていなかったら今すぐに検査してました。
「確実にハイリスク型にかかっていない」とは言い切れませんし、今後病状が悪化しないとも言い切れません。ですが、子宮頸がんワクチンを打っていることから、悪化する可能性が格段に少ないことは確かです。
そして、子宮頸部がどこにあるかも分からない当時中学生の時の私に、子宮頸がんワクチンを打たせてくれた母への感謝の気持ちでいっぱいです。
(ちなみに私の世代ではまだワクチンの副反応が騒がれる前だったので、同級生も私もほとんどの女子は子宮頸がんのワクチンを打っていました。ワクチン接種当時、「注射めちゃくちゃ痛かった!」「私なんて注射打ったところから血が出たよ!」みたいな話を友人たちとしたのを覚えていますが、副反応を訴える子は私の周りにはいませんでした。)
当然、事実として副反応が確認されている以上、ワクチン副反応のリスクを軽視することはできません。それでも子宮頸がんが身近な存在となった身としては、子宮頸がんワクチンの接種を強く勧めたいです。もしワクチンを打っていなかったら、今も手術への恐怖、がんへの恐怖、ライフプランへの影響など、子宮頸がんがもたらす様々な変化で絶望の淵にいたと思います。
おわりに
以上が私の子宮頸がん検診からコルポスコピー検査の結果まででした。
とはいえ、まだまだ経過観察の身ではあるので、引き続き記事にしていきたいと思います。とりあえず次回は7月の検査!
追記(2024年の健康診断結果)
あれから3年くらい経過し、再度健康診断にて子宮頸がん検診を受けました。
細胞診に異常なし!!いつのまにやら消滅?していたようです!よかった~~~~~~!!!
とはいえ、今後も定期的に検診を受けたいと思います。健康第一!!!!!!!